2011-01-01から1年間の記事一覧

よいお年を

渡邉大輔です。 今日は大晦日で、今年も残りあと数時間となりました。激動の2011年も多くの方々に大変お世話になりました。感謝申し上げます。 今年は世間的にも、東日本大震災や福島原発事故問題、台風災害をはじめ、ウサマ・ビン・ラディン、カダフィ大佐…

連載「イメージの進行形」最終回〔前篇〕@Wasebun on Web

渡邉大輔です。 ついさきほど、前回、告知をした日本大学藝術学部江古田校舎の入江悠監督の特別講座の打ち上げから帰宅しました。 会場には、急遽、最近、世界的評価も獲得した若手映画俳優のSさんはじめ、多数の来場者やマスコミの方も来て下さり、イベン…

日本大学藝術学部映画学科特別講座・入江悠監督上映会+特別講義@日本大学藝術学部江古田校舎

お疲れ様です、としかもはやあいさつでいいようがないほどの状態の渡邉です。 今週から来週木曜くらいまで、いや、年末までマジでヤバい。普通に洒落にならん。今年で一番くらいの忙しさがここに来てやって来て、死んでおります。みんなそうなのかしら?■そ…

『タンタンの冒険』(スピルバーグ)論@『ユリイカ』

渡邉です。 今日発売の『ユリイカ』12月号の特集に40枚ほどの論考を寄稿しています。 ・論考「分割=共有された冒険映画――『タンタンの冒険』とスピルバーグ」(『ユリイカ』12月号、青土社)ユリイカ2011年12月号 特集=タンタンの冒険作者: やなせたかし,川…

笠井潔解説@『ジャーロ』

渡邉大輔です。お仕事の告知です。 今日発売の『ジャーロ』に、先月発売された笠井潔さんの代表作の実に9年ぶり(!)となる新作『吸血鬼と精神分析』(光文社)の小特集があるのですが、そのなかで、矢吹シリーズの解説文を12、3枚ほど書かせていただきまし…

トーク「嘘の向こうの美ちなる方へ」出演@第21回映画祭TAMA CINEMA FORUM

先月からほぼ1週間ごとに締め切りがある怒涛の日々からとりあえず解放された渡邉大輔です。 いまは仕事はちょっと凪の状態ですが、またすぐに毎年恒例の下読みの仕事やら懸案の原稿やらが待ち構えています。 そういえば、最近、話題のスティーブ・ジョブズの…

同人誌『genkai』vol.1発売@第13回文学フリマ

渡邉大輔です。 ツイッターのほうでちょっと告知をしたので、忘れていましたが、来る11月3日(木)に東京流通センターで開催される「第13回文学フリマ」に、限界小説研究会で参加することになりました。ブースはFホールオ-24、「限界研」です。 以下が文学…

新刊共著『日本映画の誕生』(森話社)発売

渡邉大輔です。これから年末にかけていくつか仕事やイベント出演が立て続けに出る予定なのですが(これから1週間ごとに締め切りがあり、正直、死んでいます…)、その中のひとつです。 8月に出た『floating view』(トポフィル)以来、およそ2ヵ月ぶり、商…

小森健太朗『ネメシスの虐笑S』書評@『図書新聞』

渡邉大輔です。久々の仕事の告知です。 おかげさまで、7月の『観客へのアプローチ』のときのブログで、書評の仕事がもっとほしい!と書いたら、あれから書評のお仕事が舞い込み始めましたw いってみるもんです。 明日(22日)発売の『図書新聞』さま(10月29…

市川尚吾氏の謝罪・再反論文掲載と和解のご報告 渡邉大輔です。 市川尚吾氏の「極私的評論論」と、それに対するわたしの反論をめぐる「論争」についてのご報告です。 ツイッターのほうではすでにお知らせをしましたが、昨晩、市川氏からわたしに「極私的評論…

評論・ミステリ・アカデミズム――市川尚吾氏に答える(2)

渡邉大輔です。 昨夜、ブログにアップした市川尚吾氏に対する反論の続きです。2.渡邉批判について さて、前回、引用しておいた市川氏のわたしに対する批判ですが、個別的な論点ごとにお応えしていきたいと思います。市川氏による渡邉批判は、基本的には前…

評論・ミステリ・アカデミズム――市川尚吾氏に答える(1)

渡邉大輔です。 今年の八月、「探偵小説研究会」によるミステリ同人批評誌『CRITICA』第六号に、ミステリ評論家・市川尚吾氏による「極私的評論論」が掲載されました。⇒「CRITICA」:探偵小説研究会 内容は、要約すれば、「極私的」と題名にある通り、…

連載「イメージの進行形」第5回@Wasebun on Web

渡邉大輔です。ブログではご無沙汰しています。 毎年のように、いろいろとドタバタとしているうちに(と言ってもほとんどPCに向かって作業をしていたのだけど)、夏は過ぎ去って行きました。もう少しで後期授業も始まるし、また違う意味で気を引き締めねばな…

『観客へのアプローチ』書評@『映画芸術』

渡邉大輔です。短く告知を。 明日発売の『映画芸術』に、藤木秀朗先生の編著『日本映画史叢書14 観客へのアプローチ』(森話社)の書評を書いています。・書評「「観客」から眺める濃密な日本映画史」(『映画芸術』第436号、編集プロダクション映芸)映画芸…

研究報告会@早稲田大学

渡邉大輔です。 今日、早稲田大学で2009年度から参加している日本映画史の共同研究拠点の研究報告会で発表してきましたので、仕事のメモ程度に。・研究発表「『国際映画新聞』及び市川彩の言説における「国際性」」(早稲田大学演劇博物館演劇映像学連携研究…

映画『監督失格』にコメント掲載していただきました

渡邉大輔です。 先日、東宝で試写を観た9月に公開予定の平野勝之監督の12年ぶりとなる新作『監督失格』の公式ウェブサイトに、以前、ツイッターでつぶやいた以下のコメントを掲載していただきました。 『監督失格』観てきた。あらゆる意味で言葉を奪う凄ま…

美術論・シンポジウム・座談会・インスタレーション作品@『floating view "郊外"からうまれるアート』展覧会カタログ+論考集

渡邉大輔です。 毎日暑いですね。ぼくはすでに夏バテ気味です。 さて、仕事の告知です。 タイトルにもあるように、今年2月末から東日本大震災による中断を挟んで、約1ヵ月間、トーキョーワンダーサイト本郷で開催されていた伝説的な(笑)美術展の記録と関連…

連載「イメージの進行形」第4回@Wasebun on Web&第11回本格ミステリ大賞選評@『ジャーロ』

渡邉大輔です。 すでにツイッターのほうでは告知をしたのですが、早稲田文学ウェブサイトの連載評論「イメージの進行形」の第4回が公開されました。・連載「イメージの進行形/第4回 からだが/で観る映像史」(Wasebun on Web)⇒早稲田文学編集室 - WB/…

研究発表@日本映像学会全国大会

渡邉大輔です。 原稿仕事の告知ではないのですが、この週末、土・日と北海道大学で開催された日本映像学会第37回全国大会に映画史研究者として参加してきました。おととし、昨年に続き、研究発表もやってきました。 ・研究発表「サイレント期の日本映画にお…

山下敦弘フィルモグラフィー@『ユリイカ』

ブログではご無沙汰しています。渡邉大輔です。 27日発売の『ユリイカ』6月号の山下敦弘特集で、巻末フィルモグラフィを担当しています。『ユリイカ』ではイーストウッド特集、タランティーノ特集(09年)、ポン・ジュノ特集(10年)に続いてのフィルモグラ…

連載「イメージの進行形」第3回@Wasebun on Web&震災についての最近の所見

渡邉です。一ヶ月以上ぶりの更新です。 今日は、今年から新たに始まる日本映画史の共同研究プロジェクトの研究会で映画専門大学院大学へ。衣笠貞之助監督の戦前の前衛映画『十字路』(1928年)のパリ公開時のきわめて珍しい映画評を発見された中山信子先生の…

floating viewシンポ&第11回本格ミステリ大賞予選委員選評&「謎のリアリティ」@『ジャーロ』

渡邉です。 東日本大震災後、初の更新、ということで、何を書けばよいのか戸惑う部分があります。むろん、僕も震災当日(ちょうど一週間前)は都内で被災した一人でしたし、都内は計画停電等の関係で、いまなお、首都機能麻痺(寸前)の混乱が続いています。…

『週刊読書人』の書評欄で『サブカルチャー戦争』(と拙論)を取り上げていただきました。

昨年12月に刊行した限界小説研究会の新著『サブカルチャー戦争 「セカイ系」から「世界内戦」へ』(南雲堂)が、『週刊読書人』2月25日号の書評欄で取り上げられました。こちら⇒http://www.dokushojin.co.jp/backnumber/backnumber-new.html 書評者は、評論…

美術展始まりました&シンポジウム「AR(拡張現実)風景論」@トーキョーワンダーサイト本郷出演

渡邉です。 タイトルにもある通り、本日、いよいよ僕も出品アーティストのひとりとして参加する、佐々木友輔氏の公募企画展が御茶ノ水のトーキョーワンダーサイト本郷でオープンしました。⇒floating view 佐々木くんに企画への参加を乞われてから、実に半年…

「女優」についての散文(エセー)@ビジスタニュース

最近、facebookを始めた渡邉です。ただ、まだほぼ放置状態です。今年明けてからいろいろストレスが溜まることが多くて、なかなか楽しく知人とコミュニケーションという気にもなれません。 とはいえ、先日、高田馬場で現役早大生の方々とお話する機会がありま…

大学の紀要論文

渡邉です。最近は、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』や『ゴダール ソシアリズム』や『アンストッパブル』などを観ております。 昨日の毎日新聞(朝刊)に『サブカルチャー戦争』の短い書評が掲載されたそうです。■さて、毎年書いている大学の博士後期課…

美術展@トーキョーワンダーサイト本郷に出展・シンポジウム・カタログ参加

最近、29歳になった渡邉大輔です。なんとかここまで生きてこれて、ほっとしています。が、一方で、老いの恐怖をひしひしと感じる今日この頃です。 それはともかく…ww すでにツイッターでも少しつぶやきましたが、2月26日から一ヶ月間、トーキョーワンダーサ…

日本の映画教育運動についての論文@『映画学』

渡邉です。 今日は、2年前から参加していた早稲田大学演劇博物館が拠点となっている日本映画史研究のプロジェクトの最終成果報告会の発表でした。僕の研究を含めたこのプロジェクトの成果は、今秋刊行の論文集にまとめられる予定です。すごい濃密な日本映画…

ソーシャルネットワーク論@『ユリイカ』

渡邉です。1月ももう終わりかよ!とにかく、毎日バタバタしています。 昨年からシコシコ書いてきた原稿がどんどん出ています。また原稿の告知です。 『ユリイカ』2月号の「ソーシャルネットワークの現在」特集に、デヴィッド・フィンチャーの話題作『ソーシ…

『ゼロ年代プラスの映画』

渡邉です。 ついさきほど、池袋リブロのトークイベントの打ち上げから帰ってきました。 いや、とても面白いイベントになったと思います。観覧の方は少々寂しい感じでしたが、パネラーの一人としてとても勉強になったし、イベントとしてもかなり中身の濃密な…