3月以降の仕事ともろもろ報告


渡邉大輔です。
4月から、2013年度より兼任講師を務めてきた、跡見学園女子大学文学部現代文化表現学科の助教に着任しました。
跡見学園女子大学
その関係もあって、3月から慌ただしくしており、仕事の告知が滞っていました。
このブログは僕の仕事のポータルの意味もあるので、以下、五月雨式にここ最近の活動を書いておきます。

・6月から始まるゲンロンカフェと佐々木敦さん共催の講座「批評再生塾」の講師の一人として7月9日(木)に登壇します。
公式サイトはこちら⇒ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 – ゲンロンスクール

•「批評再生塾」第1期(2015年度)の開講期間は、2015年6月から2016年3月までの10ヶ月間です。開講期間途中での入講、一部講義のみの受講は受け付けておりません。
•本塾の講義およびワークショップは月2回、原則として第2木曜日と第4木曜日の夜に、ゲンロンカフェにて行われます。講義およびワークショップには月ごとに、「批評」「映像」「音楽」など2回1組でテーマが設定されています。
•各回は講義とワークショップの2部構成になっています。前半の講義(19:30-21:00)はゲスト講師への主任講師によるインタビュー形式のレクチャーで、各テーマに沿った主題で最先端の批評を書くとはどういうことか、講師の執筆術に迫ります。後半のワークショップ(21:30-23:00)は、受講生が事前に提出した課題小論文の優秀作を取り上げ、文章の強度を上げるため実践的な方法論やプレゼンテーション技術を学びます。講義およびワークショップの一部は、ニコニコ生放送で中継されます(有料)。受講希望者は、ネットで氏名(ペンネームの指定は可能)や顔が中継されることを承諾したうえでお申込みください。
•「批評再生塾」第1期では、すべての受講生は、下記の<新批評家育成サイクル>に基づいた15回の小論文と修了論文を提出することが求められます。すべての論文は専用サイトで公開されます。

すでに今期の募集は終了していますが、講師の一人としてとても楽しみにしています。よろしくお願いします。

3月20日よりリブロ池袋本店さん1階のノンセレクションコーナー「カルトグラフィア」で開催中のフェア「新しいリベラルアーツのためのブックリスト」に参加しています。僕の選書は「18メディア論」。こちらはたぶん5月上旬で終了。

週刊金曜日』では、大久保遼さんの『映像のアルケオロジー』(青弓社)と、ジョナサン・クレーリーの『24/7』(NTT出版)の書評を書きました*1

24/7 :眠らない社会

24/7 :眠らない社会

日本大学芸術学部映画学科発行の『映像研究』第43号にエッセイ「学び、教える「鏡」」を寄稿しています。

1月に神戸大学で行った芸術学研究会の増田展大さん、松谷容作さん、アレクサンダー・ザルテンさんとの共同討議の模様が、『美学芸術学論集』第11号に採録されました。
神戸大学学術成果リポジトリ Kernel

・「「観客の時代」の子ども――1950年代日本映画における年少観客の受容動向と観客調査」(『演劇研究』第38号、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館)
enpaku 早稲田大学演劇博物館 | 演劇研究 第三十八号

・「PTA、ピンチョン、七〇年代」(『ユリイカ』5月号、青土社

そんなところです。それぞれお目に留まれば幸いです。

*1:青山ブックセンターの『映像のアルケオロジー』の選書フェアでは、どうやら大久保さんに『イメージの進行形』を選んでくださっているようです!ありがとうございます。