『ゼロ年代プラスの映画』


渡邉です。
ついさきほど、池袋リブロのトークイベントの打ち上げから帰ってきました。
いや、とても面白いイベントになったと思います。観覧の方は少々寂しい感じでしたが、パネラーの一人としてとても勉強になったし、イベントとしてもかなり中身の濃密なものになったのではないでしょうか。ゲストとして出演していただいた三浦哲哉さんと佐々木友輔さんには、本当に感謝です!おふたりの寛容さには、かねてお世話になりっぱなしですが、今後とも積極的に交流を続けていければ、と思っています。
とりあえず、「映画批評界の黒船(リア・ディゾン)」という二つ名を三浦さんから戴いてしまったので、無知は無知なりに、少しでも業界を活性化し、風穴を開けられるよう、いろんな爆弾を仕掛けていけたらいいなとは思います。

さて、一昨日のワセブン連載に続いて、新原稿の告知。
河出書房新社から刊行された『ゼロ年代プラスの映画』というムック本に、16枚ほどの小論と、何本かの映画作品ガイドを寄せました。

・「二一世紀の「映画(的なもの)」について」(『ゼロ年代プラスの映画』、河出書房新社
・「映画作品ガイド」[『ヴァンダの部屋』『ロスト・イン・トランスレーション』『童貞。をプロデュース』『片腕マシンガール』『ライブテープ』『SRサイタマノラッパー』『戦場でワルツを』『THE 4TH KINDフォース・カインド』](同上)

ゼロ年代プラスの映画

ゼロ年代プラスの映画

森直人さん、品川亮さん、木村重樹さんの編集で、黒沢清監督、松江哲明監督、阿部嘉昭氏、樋口泰人氏など、錚々たる顔ぶれが並んでおります。
僕は、去年の『ユリイカ』の10年代文化特集で寄稿したような、映画をめぐる状況論的エッセイを書かせていただきました。
かなりかましていると思います。
今日のイベントにも一緒に出た藤田直哉さんも寄稿されています。
ぜひお手に取っていただければありがたいです。

追記。

編者のおひとりである映画評論家の森直人さんが、ブログで紹介されています。こちら⇒森直人/脱力日記ハイパー:So-netブログ