ミステリ

12月の仕事

渡邉大輔です。 もう2014年も残りわずかですが、今月の仕事を告知しておきます。・書評「KADOKAWAとドワンゴの合併に潜む危うさを指摘――大塚英志『メディアミックス化する日本』書評」(『週刊金曜日』第1020(12月12日)号、株式会社金曜日)メディアミック…

10月の仕事

渡邉大輔です。 10月に出た仕事の告知です。・書評「自由に「女子」を着る時代の到来――米澤泉『「女子」の誕生』書評」(『週刊金曜日』第1010号、株式会社金曜日)「女子」の誕生作者: 米澤泉出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2014/07/31メディア: 単行本…

『21世紀探偵小説』刊行記念トークイベント@Live Wire Biri-Biri酒場

渡邉大輔です。 来週のトークイベントのお知らせです。7月末に刊行した限界研のミステリ評論集『21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊』の記念トークイベントとして、新宿のLive Wire Biri-Biri酒場で、書評家の杉江松恋さんと、ミステリ評論家の蔓葉信…

新刊共著/限界研編『21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊』(南雲堂)

渡邉大輔です。 今日、すでにツイッターなどではちらほら話題になっている、僕の参加する批評系サークルの4冊目となる共著評論集『21世紀探偵小説 ポスト新本格と論理の崩壊』(南雲堂)の見本が届きました。 限界研の評論集としては、前著『サブカルチャー…

第12回本格ミステリ大賞選評@『ジャーロ』&村山知義年表@『村山知義 劇的尖端』(森話社)

渡邉大輔です。 小さなお仕事を二つほど書いておきます。■一つは、いま発売中の『ジャーロ』(光文社)に、第12回本格ミステリ大賞の選評文を寄せています。 ・「第12回「本格ミステリ大賞」選評」(『ジャーロ』no.45、光文社)ジャーロ No.45 (光文社ブッ…

限界研同人もろもろ販売@第14回文学フリマ

渡邉大輔です。 来る5月6日(木)に、11月の前回に続き、僕の所属する批評サークル(これまでのから改称)が、東京流通センターで開催される「第14回文学フリマ」にブースを出します。 ブースは、Fホールオ-01、「限界研」です。 以下がイベント詳細。 「第…

第12回本格ミステリ大賞候補作予選委員選評@『ジャーロ』

渡邉大輔です。 昨日は吉本隆明氏の訃報に驚きました。ここ最近、いつになく丸山眞男やら司馬遼太郎やらといった、「戦後思想」を読み返していて、吉本氏のことも考えていたところだったので。 さて、このブログは仕事の備忘録としても使っているので(とい…

新刊共著/本格ミステリ作家クラブ編『見えない殺人カード』(講談社文庫)発売

ブログでは遅ればせながら、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。渡邉大輔です。 さて、2012年一発目の告知は、新刊共著のお知らせです。昨年の10月に出た専門書『日本映画の誕生』(森話社)に続く延べにして8冊目となる共…

笠井潔解説@『ジャーロ』

渡邉大輔です。お仕事の告知です。 今日発売の『ジャーロ』に、先月発売された笠井潔さんの代表作の実に9年ぶり(!)となる新作『吸血鬼と精神分析』(光文社)の小特集があるのですが、そのなかで、矢吹シリーズの解説文を12、3枚ほど書かせていただきまし…

同人誌『genkai』vol.1発売@第13回文学フリマ

渡邉大輔です。 ツイッターのほうでちょっと告知をしたので、忘れていましたが、来る11月3日(木)に東京流通センターで開催される「第13回文学フリマ」に、限界小説研究会で参加することになりました。ブースはFホールオ-24、「限界研」です。 以下が文学…

小森健太朗『ネメシスの虐笑S』書評@『図書新聞』

渡邉大輔です。久々の仕事の告知です。 おかげさまで、7月の『観客へのアプローチ』のときのブログで、書評の仕事がもっとほしい!と書いたら、あれから書評のお仕事が舞い込み始めましたw いってみるもんです。 明日(22日)発売の『図書新聞』さま(10月29…

評論・ミステリ・アカデミズム――市川尚吾氏に答える(2)

渡邉大輔です。 昨夜、ブログにアップした市川尚吾氏に対する反論の続きです。2.渡邉批判について さて、前回、引用しておいた市川氏のわたしに対する批判ですが、個別的な論点ごとにお応えしていきたいと思います。市川氏による渡邉批判は、基本的には前…

評論・ミステリ・アカデミズム――市川尚吾氏に答える(1)

渡邉大輔です。 今年の八月、「探偵小説研究会」によるミステリ同人批評誌『CRITICA』第六号に、ミステリ評論家・市川尚吾氏による「極私的評論論」が掲載されました。⇒「CRITICA」:探偵小説研究会 内容は、要約すれば、「極私的」と題名にある通り、…

連載「イメージの進行形」第4回@Wasebun on Web&第11回本格ミステリ大賞選評@『ジャーロ』

渡邉大輔です。 すでにツイッターのほうでは告知をしたのですが、早稲田文学ウェブサイトの連載評論「イメージの進行形」の第4回が公開されました。・連載「イメージの進行形/第4回 からだが/で観る映像史」(Wasebun on Web)⇒早稲田文学編集室 - WB/…

floating viewシンポ&第11回本格ミステリ大賞予選委員選評&「謎のリアリティ」@『ジャーロ』

渡邉です。 東日本大震災後、初の更新、ということで、何を書けばよいのか戸惑う部分があります。むろん、僕も震災当日(ちょうど一週間前)は都内で被災した一人でしたし、都内は計画停電等の関係で、いまなお、首都機能麻痺(寸前)の混乱が続いています。…

新刊共著『サブカルチャー戦争』ほか最近の(半)仕事たち

渡邉です。 ブログでは、また一ヶ月ぶりの更新になってしまいました。もう師走の声が聞こえてきますね。早いものです。 前回のエントリにも書いた通り、最近は学位申請論文のほうも一段落したわけですが、まるで研究が落ち着いたのを待っていたかのように(…

小さな仕事2つ

ご無沙汰しています。渡邉です。 ブログでは、また2ヶ月ぶりの更新になってしまいました。 ツイッターのほうでも少しつぶやいてのですが、今年いっぱいかかりきりになっていた懸案の学位申請論文の仮提出が先日終わり、ようやく地獄の毎日から解放されました…

「プロトコル」としての文学―文学雑記(1)

渡邉です。ご無沙汰しております。この前気が付いたら、宇多田が海外ツアーを終えて年度末に久々にブログを更新していました。しかし、彼女はなぜあんなにクマに固執するのでしょうか…。今月頭に少なからぬ量の原稿を生産していたせいで、何となくブログをや…