10月の仕事


渡邉大輔です。
10月に出た仕事の告知です。

・書評「自由に「女子」を着る時代の到来――米澤泉『「女子」の誕生』書評」(『週刊金曜日』第1010号、株式会社金曜日)

「女子」の誕生

「女子」の誕生

・書評「「負の思想」とされたアジア主義の可能性を明るく照らし出す――中島岳志アジア主義』書評」(『週刊金曜日』第1013号、株式会社金曜日)

アジア主義 ―その先の近代へ

アジア主義 ―その先の近代へ

・論考「コンクリート的知性の可能性――森博嗣の「可塑的」な手触り」(『ユリイカ』11月号、青土社
・「森博嗣主要作品解題」(同上)※飯田一史、蔓葉信博、藤井義允との共同執筆

ユリイカ 2014年11月号』 


■人生に関する断章*35
  イザベラ・バード日本紀行』について(その二) / 中村稔

■夢遊する読書*18
  言葉を離れる / 横尾忠則

■詩
  みのいち / 郄塚謙太郎

■耳目抄*325
  存在感について / 竹西寛子

■特別掲載
  中原中也詩英訳 パネルディスカッション / 伊藤比呂美ジェフリー・アングルスアーサー・ビナード四元康祐



森 博嗣  すべてがFになる』『スカイ・クロラ』から『MORI LOG ACADEMY』まで…クラフトマンの機知

【メールインタビュー】
つくる・かわる・わかる(わからないことが) / 森 博嗣 聞き手=山本貴光


【絵はかたる】
森博嗣さんはラララ科学の子 / 萩尾望都
消去されない まどろむ森さん / 山田章博
ジェットプロポストの頃 / コジマケン
犀川先生が飛んでいく / 浅田寅ヲ
女王回想 / スズキユカ


【私的・史的・嗜的】
森先生について / よしもとばなな
森ミステリ極私感 / 辻 真先
森ぱふぇ」はね、入るとこが違うの / をかべまさゆき
鉄道模型の楽しみ / 平岡幸三


【Hard-core Detective】
探偵(小説)には向かない職業 犀川助教授は密室の謎をいかに解体したのか / 佐藤俊樹
すべてが建築/模型になる 森博嗣〈S&Mシリーズ〉の仮想現実 / 円堂都司昭
瀬在丸紅子と彼女をめぐる人々についての覚え書 / 河野聡子
森博嗣と新たなエンターテインメント / 蔓葉信博


【対談】
作家と創作の境界条件 森博嗣という切断線 / 清涼院流水 杉江松恋


【意識・認識・知識】
自在なヒトを創作する / 池田純
もし世界が森博嗣だったら limM(n), n→∞ / 森山高至
コンクリート的知性の可能性 森博嗣の「可塑的」な手触り / 渡邉大輔
世界の立ち現われ方と優先順位 『喜嶋先生の静かな世界』をめぐって / 春日武彦


【すべてが――】
ノンブルなしの豊穣な世界について / 杉江松恋
僕は自分の躰の中にいない 森博嗣「百年」シリーズ / 佐藤 泉
不死と死のあいだにある「個」と「性」 「スカイ・クロラ」シリーズについて / 古谷利裕
すべてがFである 森博嗣スカイ・クロラ』の文体観察 / 山本貴光
小説の印税で一〇億円以上稼いだあと、森博嗣はエッセイで何を言っているのか。そしてそれ読んで正直どう思ったか / 飯田一史
「超越者としての真賀田四季」と「僕=人類」の位置 (意識の起源‐中枢の起源)=クオリア問題? / 西川アサキ


【Mのプログラム】
森博嗣主要作品解題 / 飯田一史・蔓葉信博・藤井義允・渡邉大輔



■今月の作品
  武田祐子・青木由弥子・栄 圭子・青山律子  選=日和聡子


■われ発見せり
  彼女たちの笑顔 / 渥美喜子

・論考「現代映画と「情報風土」――『土瀝青 Asphalt』小論」(木村裕之、佐々木友輔編『土瀝青――場所が揺らす映画』トポフィル)

土瀝青 場所が揺らす映画

土瀝青 場所が揺らす映画

今年は、マーベル映画、ウェス・アンダーソンシャーロック・ホームズラース・フォン・トリアー森博嗣と、『ユリイカ』には5回も書かせていただきました。
お目に留まれば幸いです。