日藝映画学科3年生企画映画祭開催のお知らせ&11月の仕事


渡邉大輔です。
年末進行で余裕がないので、すいませんが、かんたんに。

12月13日(土)から19日(金)までの1週間、渋谷のユーロスペースにて、<ワーカーズ2014>という映画祭が開催されます。

この映画祭は、2012年から始まった、日本大学藝術学部映画学科の3年生「映画ビジネス」ゼミの現役学生のみなさんが主体となって開催している自主映画祭の4回目です。

公式サイトはこちら⇒http://workers2014.com/
公式Twitterアカウントはこちら⇒https://twitter.com/nichige_eigasai
公式サイトの概要。

今年で4回目を迎える日藝生企画の映画祭。テーマは”働くということについて考える”。
 みなさんは”プレカリアート”という言葉をご存知でしょうか? フリーターや、パート、アルバイト、契約社員、派遣日雇い労働者、移住労働者、ニート、貧困に苦しむ自営業、農業者などの総称で90年代以降に使われるようになりました。近年の日本の労働環境の劣悪さはよく耳にしますが、特に”プレカリアート”をめぐる問題は目立つようになってきています。そんな現状は決して他人事ではありません。そういった色々な問題が取り巻く中で、私たちはなぜ働くのか?
きっと働くようになったら考える暇もなくなってしまう。学生の今だからこそ、そして、そんな私たちと一緒にもう一度”働く”ということについて考え直してみませんか?

今年も面白そうです。学生たちも頑張っています。
わたしは、今回はじめて制作された映画祭パンフレットに短いエッセイを寄稿しています。
よろしくお願いいたします。

そして、ついでに11月に出たお仕事。

まず、3月下旬にアップリンク渋谷でやった七里圭さんと吉田広明さんとの鼎談企画が活字化されました。
ウェブで記事にもなっています。⇒ソーシャル化で映画の作り方や見方は変わるのか?七里圭監督の実験的試行|連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」第2期+『映画としての音楽』記録映像初上映 - 骰子の眼 - webDICE
書評は以下です。
・「「ポスト3・11」の建築を鮮やかに提言――藤村龍至『批判的工学主義の建築』書評」(『週刊金曜日』第1017(11月21日)号、株式会社金曜日)

・「映画体験と思考を根源から問い直す――三浦哲哉『映画とは何か』書評」(『週刊金曜日』第1018(11月28日)号、株式会社金曜日)
映画とは何か: フランス映画思想史 (筑摩選書)

映画とは何か: フランス映画思想史 (筑摩選書)

あと、先月告知した『土瀝青』本に収録されているわたしの『土瀝青』論のテキストが『neoneo』のウェブサイトに公開されました。
こちら⇒【特別寄稿】現代映画と「情報風土」――佐々木友輔『土瀝青 Asphalt』小論 text 渡邉大輔 | neoneo web

もう2014年もあと1ヶ月ですね。次回の更新はおそらく大晦日でしょう…。
よろしくお願いいたします。