第12回本格ミステリ大賞候補作予選委員選評@『ジャーロ』
渡邉大輔です。
昨日は吉本隆明氏の訃報に驚きました。ここ最近、いつになく丸山眞男やら司馬遼太郎やらといった、「戦後思想」を読み返していて、吉本氏のことも考えていたところだったので。
さて、このブログは仕事の備忘録としても使っているので(というか、他人のブログをたまに見ていても昨今のブログはもはやそういう機能しか果たさなくなっている気がするのですが)、ちょっとした仕事でも、いちおうメモしておきます。
昨年からやらせていただいている、本格ミステリ大賞の候補作予選委員の仕事で、今年度の候補作選考後に書いたごくごく短い選評が、最新号の『ジャーロ』に掲載されています。
・「第12回「本格ミステリ大賞」候補作予選委員の選評」(『ジャーロ』no.44、光文社)
ジャーロ no.44(2012 SPRI 特集:高橋克彦壁を越え物語る人 (光文社ブックス 98)
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/03/15
- メディア: ムック
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
蛇足ながら、同じ選評で千澤のり子氏が書いている「昨年のアカデミズム論争」の詳細が知りたい方は、さしあたり拙ブログの10月頃のエントリをお読みください。
…しかし、これは春季鬱のせいなのかもしれませんが、最近は、ミステリ方面の仕事にしても、映画方面の仕事にしても、頑張っているわりには思うような反応がえられていないような気がして、なんだかどっと疲れています。まぁ、僕の仕事が「業界」から求められていないということなのかもしれませんが、激しい徒労感のようなものが…。ともあれ、愚痴っていても仕方ないので、粛々とやっていくつもりですが。