3/22連続講座「映画以内、映画以後、映画辺境」第2回@渋谷アップリンクそのほか


渡邉大輔です。どうも最近、ブログを書くのも面倒くさくなってしまいましたが…、最近の仕事の告知です。
とりあえず、明日、渋谷で以下のイベントに出ます。登壇者は映画監督の七里圭さんと映画評論家の吉田広明さんです。

連続講座 「映画以内、映画以後、映画辺境」

第1回 2014年2月2日 第2回 2014年3月22日

渋谷 アップリンク・ルーム
映画とは、何でしょうか? 昨今、何が映画で何は映画でないのか判然としなくなり、そんな問いかけさえ無効な状況が、なし崩しに進行しているような気がします。その起因は、きっと、デジタル化にある(いや、それだけではないかもしれない…)。映画がデジタルにすり替わってきたこの十年余りそこはかとなく違和感を抱きながらも、ぼんやり過ごしてきてしまいました。気がつけば何もかも情報化し、劣化しているようにも感じます。この際一念発起して、デジタル化された「映画」がどこへ向かおうとしているのか、あるいは「映画」とはそもそもどこからやって来たのか、その過去と未来を射程に入れながら、「映画」とは何なのか、この現在において考察する機会を持ちたいと思います。ああ、大変だ… [七里圭
2.「切断面がつながり続ける果てに――」

〜 日常へ拡張する「映画」のようなもの、”映像圏”をめぐって〜

スクリーンからソーシャル・メディアへ拡張する映画的なもの、日常に氾濫する映像イメージについて、”「映像圏」システム”という刺激的な論を展開する気鋭の研究者・批評家を迎え、デジタル化された「映画」の未来、「映像圏」の正体を探る。

2014年3月22日 土曜18時15分開演

渡邉大輔(映画史研究者・批評家)× 七里圭

渡邉大輔:1982年生まれ。現在、日本大学芸術学部跡見学園女子大学ほか非常勤講師。
著作に『イメージの進行形』(人文書院)、近刊共著に『アジア映画で< 世界> を見る』(作品社)がある。
吉田広明:1964年生まれ。著書に『B級ノワール論』、『亡命者たちのハリウッド』(共に作品社)。
キネマ旬報」で日本映画新作評、サイト「映画の國」で日本未発売の海外DVD紹介コラムを連載。

● 参考上映:詳細は、近日HPにて発表します。

料金:1200円均一
会場:渋谷 アップリンク・ルーム http://www.uplink.co.jp/
東京都渋谷区宇田川町37−18トツネビル2F Tel.03-6825-5503

連続講座 「映画以内、映画以後、映画辺境」 - イベント | UPLINK

七里さんと吉田さんと僕という組み合わせはかなり珍しいのではないでしょうか。明日はいろいろお話できればと思っています。

ちょっと前の原稿。

真利子哲也監督の新作『あすなろ参上!』についてのレビューを『neoneo web』に書きました。
・レビュー「「ローカル/アイドル」ドラマというケミストリー――『あすなろ参上!』に見るアイドルドラマの現在」
【Review】「ローカル/アイドル」ドラマというケミストリー――『あすなろ参上!』に見るアイドルドラマの現在 text 渡邉大輔 | neoneo web


週刊金曜日』に、村上裕一さんの『ネトウヨ化する日本』(角川EPUB選書)、『図書新聞』に、阿部潔さんの『監視デフォルト社会』(青弓社)の書評を書きました。

ネトウヨ化する日本 (角川EPUB選書)

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