日本大学藝術学部映画学科理論・評論コース現役3年生企画開催@オーディトリウム渋谷


大学関係の近く開催される上映イベントの紹介です。
1週間後の12月15日(土)から21日(金)までの1週間、渋谷のオーディトリウム渋谷にて<新・女性映画祭 こんなふうに私も生きたい>という、「女性映画」がテーマの映画祭が開催されます。
この映画祭(特集上映)は、今年の2月にも開催された、僕の後輩にもあたる日本大学藝術学部映画学科の、理論・評論コースの現役学生(3年生)のみなさんが、すべて自分たちの手で、企画・開催するというプロジェクトです。
公式サイトはこちら(アリス・ギイのプロフィールがインパクト充分)⇒josei-eigasai.com is Expired or Suspended.
公式Twitterアカウントはこちら⇒新・女性映画祭 (@josei_eigasai) | Twitter
劇場予告編はこちら⇒
公式サイトの概要です。

現役日藝生が新たに生み出した学生映画祭は今年で2回目を迎えます。 『祇園の姉妹』の芸妓、『赤い天使』の従軍看護婦、『極私的エロス・恋歌1974』のシングルマザーなど、授業で出会った数々の映画から私たちの心をとらえ、動かし、そして「こんなふうに私も生きたい」と憧れる女性が活躍している映画を選びました。困難に立ち向かう映画のヒロインたちから、生きる手がかりを得たい、元気をもらいたい、それが「新・女性映画祭」のテーマです。

これらの映画の時代よりはるかに豊かで自由になった現代。女も、男も、なぜ生きづらさ、息苦しさを感じ、未来に不安を覚えるのでしょうか。

上映作品は、誇りを持ってたくましく生きる女たちを一人でも多くの人に観てほしいという思いを込めて選びました。作り手は男女も、国も問いません。従来の「女性映画祭」からはこぼれ落ちてしまいそうな作品や、フェミニズムに反する作品もあるかもしれません。多くの方々に私たちの思いと映画に出てくる女たちの強さが伝わればと心から願っています。

「いまをいかに生きるべきか。映画にその答えを求める学生たちの選んだ作品が揃いました。ここには若々しい視点で見出した前衛が古典になり、古典がモダンとして愛される幸せな映画の世界が広がっています。どうぞご期待ください。」
渡辺祥子(映画評論家/日本大学芸術学部映画学科講師)

「企画、交渉、運営すべて学生がやるという映画祭を始めて、今年で2年目。「女性」というテーマが出てきてからが大変だった。女性が活躍する映画の多いこと!アリス・ギイから現代まで、1本1本に学生たちの思いが込もっている。今年も成功したらどうしよう。」
古賀 太(日本大学芸術学部映画学科教授)

12月15日(土)
11:00〜「アリス・ギイ 傑作選」 上映前解説:古賀太日大芸術学部教授)
13:30〜『遙かなるふるさと 旅順・大連』
16:00〜『赤い天使』
18:30〜『マリー・アントワネット

12月16日(日)
11:00〜『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』
13:30〜『レディ・チャタレー』上映前トーク:秦早穂子(映画評論家)
17:20〜『祇園の姉妹
19:00〜『四畳半襖の裏張り』上映後トーク:白鳥あかね(脚本家・スクリプター

12月17日(月)
11:00〜『マリー・アントワネット
13:30〜『血と骨
16:20〜『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』
18:30〜『極私的エロス 恋歌1974』上映後トーク原一男(監督)

12月18日(火)
11:00〜『赤い天使』
13:20〜『極私的エロス・恋歌1974』
15:40〜『ハネムーン・キラーズ』
18:00〜『人のセックスを笑うな』上映後トーク井口奈己(監督)

12月19日(水)
11:00〜『祇園の姉妹
12:40〜『遙かなるふるさと 旅順・大連』上映前トーク羽田澄子(監督・予定)
15:20〜『レディ・チャタレー』
18:40〜『ハネムーン・キラーズ』

12月20日(木)
11:00〜『人のセックスを笑うな
14:00〜『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』
16:10〜「アリス・ギイ 傑作選」上映前解説:古賀太日大芸術学部教授)
18:30〜『息もできない』

12月21日(金)
11:00〜『ハネムーン・キラーズ』
13:30〜『息もできない』
16:10〜『四畳半襖の裏張り』
18:00〜『血と骨』上映後トーク崔洋一(監督)

■料金
前売り券 1回券800円、3回券2100円(劇場窓口にて販売)
当日券 1回券 一般1200円、学生1000円、3回券2700円

各回入替制・整理番号順入場・自由席

前売り券はご鑑賞当日、劇場窓口にて入場整理番号とお引換えください。
やむをえない事情により作品及び上映時間が変更になる場合がございます。

ラインナップの目玉はなんといっても、2008年に完成したデジタル復元版が日本初公開となる、史上最初の女性映画監督、アリス・ギイの傑作選ではないでしょうか。ほかにも、縦横無尽のラインナップが並んでおります。
昨年に引き続き、渾身の映画祭になっていると思いますので、よろしくお願いします。
僕も何回か行く予定でいます。