ゾンビ映画論@『ユリイカ』


渡邉大輔です。
2013年一発目のお仕事の告知。
28日発売の『ユリイカ』2月号(特集:ゾンビ)で、ゾンビ映画論を書いてます。
・論考「生ける屍のゆくえ――ゾンビ映画の現代性」(『ユリイカ』2月号、青土社

以下が目次です。

ユリイカ 2013年2月号』 

■人生に関する断章*14
  「平家物語」について(その一) / 中村稔

破局論*10
  黒い影の中で / 飯島洋一

■詩
  2013年生まれ ほか一篇 / 最果タヒ

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ゾンビ  ブードゥー、ロメロからマンガ、ライトノベルまで

【ゾンビマンガの黄金時代】
渡る世間はゾンビばかり ゾンビマンガブームをゆく / すぎむらしんいち花沢健吾  司会=吉田アミ
生と死のトワイライト ゾンビコミックのパンデミック / 永山薫
ゾンビにじゆうを。 / 吉田アミ
ギーコのチェーンソーはわたしのチェーンソー / 松田青子

【イラストエッセイ】
あのね 大っきなリスなんていないでしょ。 / 藤田和日郎

【〈生ける屍〉の表象】
スタディ・オブ・ザ・デッド / 風間賢二+伊東美和
走るな、死ね、甦れ アメリカゾンビ考 / 小澤英実
生ける屍のゆくえ ゾンビ映画の現代性 / 渡邉大輔
ゾンビコメディとゾンビ原理主義の共鳴作用 / 真魚八重子

【終末のポップ・アイコン!】
ゾンビと「はけん」 メタ歌舞伎としての宮藤官九郎作『大江戸りびんぐでっど』 / 岡室美奈子
ジャパン・オブ・ザ・デッド / 笹川吉晴
くさったしたい」が仲間に加わった日 / さやわか
怖がったのはだれの心 叫びのオートマティスムについて / 中田健太郎

【ライトなゾンビはいかがですか?】
これはソンビではない ベストセラー・ゾンビノベルの秘密 / 木村心一 聞き手・構成=飯田一史
クリリンのことか? はい、ゾンビです ライトノベルにはいらない子について / 飯田一史
メディア内存在、ゾンビ ゾンビの進化とメディア・テクノロジー / 藤田直哉


【ゾンビを哲学する】
ゾンビ・ザ・プー / 郡司ペギオ幸夫
フィロソフィア・アポカリプシス ゾンビ襲来の法哲学 / 谷口功一
デッドエンド・デッドタイム 一九七八年以来の現代思想における / 小泉義之

【ゾンビ文化の解釈学】
ゾンビの/と同一性 / 橋本一
西洋のゾンビ、東洋の幽霊 / 福嶋亮大

【ガイド】
ゾンビ作品傑作選! / 伊東美和 風間賢二 笹川吉晴 飯田一史

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■今月の作品
  はけためぐみ・板垣憲司・野本篤美・佐藤瑞枝・福田周司・細原菜緒・草野理恵子・麻生有里 選=藤井貞和

■われ発見せり
  「広島は逃げるように立ち去るべし」 / 坂本邦暢

限界研からは、飯田一史さんと藤田直哉さんが寄稿しています。
『イメージの進行形』刊行後の初の原稿ということで、拙著の応用編のような論考でもありますので、併せてお読みいただければありがたいです。よろしくお願いいたします。