8/31Ustream映画講義始めます@kineattic


渡邉大輔です。
すでにtwitterでは告知がされていますが、今度、最近も<午前0時の映画祭>などで話題のkineatticさんのバックアップで、Ustream配信と会場観覧を合わせた、新しいタイプの映画・映像講義のイベントを開始することになりました。
題して、。第1回となる講義は、今週金曜(31日)の20時から行います。最初のテーマは、「ソーシャル時代の映画史〜ウェルズ・相米・岩井」。

■ 8月31日(金)
映画史研究家/映画批評家の渡邉大輔が講師を務めるUSTREAM講義。第1回のテーマは「ソーシャル時代の映画史〜ウェルズ・相米・岩井〜」。
出演:渡邉大輔
GENERATED CINEMA SEMINAR 「ソーシャル時代の映画史〜ウェルズ・相米・岩井〜」
SCHEDULE:20:00

CHARGE:USTREAM視聴は無料。シアターでの観覧は500円(20名限定)。
※シアターでの観覧をご希望の方は事前に予約フォームよりお申し込みください。20名に達した時点でご予約は締め切らせていただきます

kineattic当該ページ⇒KINEATTIC~映画情報
公式Twitterアカウントもできました。⇒Twitter / Account Suspended
上記のように、20名ほど、直接会場で予約していただき、参加できます。

今回、始めた講義は、題名にもある通り、僕の批評の主要なテーマである「映像圏」のコンセプトに基づき、映画批評家の新たなパフォーマンスの模索の試みの一つとして立ち上がりました。
講義題名の「generated」は、「生成する」という意味で、もちろん、ユーチューブやニコニコ動画のようなcgm(コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア)などのプラットフォームにかけているわけですが、同時に、この語は、「generation」(世代)や「generous」(豊富な)、「genre」(ジャンル)など、あるいはジョナサン・ジットレインの「ジェネレイティヴィティ」といった近隣の言葉とも関連しており、新しい映像環境の台頭を踏まえた映画・映像文化のレクチャーとしての意味をこめました。
そして、第1回は、昨日発売された、『ユリイカ』誌に寄稿した岩井俊二論に基づきながら、最初に映像圏の概論的な前提を話しつつ、現代映画における映像圏の意味について時折、映像を交えながら解説していく予定です。

講義を聴講してくださるかたは、事前に『ユリイカ』の拙論に目を通されておくことをオススメします。
とりあえず、最初は探り探りやっていく感じになると思いますが(笑)、年内には映像圏の議論をまとめた単著も刊行予定のため、今後、定期的に開催していくつもりです。今後は、映画監督や批評家など、たまにゲストもお呼びしてトークするなど多角的なやり方も考えています。
ひとまず、学術研究でも新作レビューや原稿執筆でも、あるいは大学の授業でもない、オルタナティヴな活動を通じて、映画や映画クラスタ、批評クラスタに対するアプローチを打ち出していきたいと思っています。
興味があるかたはぜひご覧下さい&お越し下さい。
よろしくお願いします。