トークショー「ポスト9・11のハリウッドと日本映画」@リブロ池袋本店


渡邉です。明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

いま立て込んでいるので、短く告知だけ。
もうかなり直前ですが、来る1月22日(土)に、池袋リブロさま(コミュニティ・カレッジ)のほうで、昨年末に刊行した限界小説研究会の新刊『サブカルチャー戦争』(南雲堂)の刊行記念トークイベント第2弾として企画されたトークショーに出演します。
一緒に、今回の本で、現代ハリウッド映画論を書かれた、友人でもある気鋭のSF評論家・藤田直哉氏をはじめ、いつもお世話になっている映像作家の佐々木友輔さん、そして、映画研究者・批評家の三浦哲哉さんも出演します。

詳細はこちら。

2011年1月22日(土) 『ポスト9.11のハリウッド映画と日本映画』トークショー

サブカルチャー戦争「セカイ系」から「世界内戦」へ』(南雲堂・税込2,625円)刊行記念としてトークショーを開催致します。テーマは『ポスト9.11のハリウッド映画と日本映画』。出演者は渡邉大輔さん、三浦哲哉さん、佐々木友輔さん、藤田直哉さんです。

【概要】
9.11以降、ハリウッド映画は変質してきた。ハリウッド映画の変質を「手ぶれカメラ」や「擬似ドキュメンタリー」などの視点から語った『サブカルチャー戦争』の藤田論文と、似た問題意識でゼロ年代の日本映画論を『社会は存在しない』に執筆した渡邉大輔を中心に
、ハリウッドと日本の映画が、9.11以降どのように変質し、どのような差異と同質性があるのかを検討する。
ゲストに、優れた映画研究者であり、映画レビューサイトflowerwild編集者である三浦哲哉氏と実作者として『トランスフォーマー』を手ぶれカメラの動きで越えようとする映像作家の佐々木友輔氏をお招きし、様々な立場から忌憚のない意見をぶつけてもらい、映画と映像の現代と未来を考えるシンポジウム。限界小説研究会論集『サブカルチャー戦争「セカイ系」から「世界内戦」へ』刊行記念トークショー

日時:2011年1月22日(土) 午後6時30分〜
会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
参加チケット:リブロ池袋本店書籍館地下1階リファレンスカウンター
入場料:500円(税込)   定員:70名
お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910

【プロフィール】
渡邉大輔、1982年生まれ。映画研究者・批評家。専攻は日本映画史(観客史・映画教育史)。2005年に『波状言論』で文芸批評家デビュー。以降、『ユリイカ』『群像』『メフィスト』『U30』などで純文学、本格ミステリライトノベル、映画などを横断的に批評。共著に『本格ミステリ08』(講談社)日本映画史叢書15 日本映画の誕生』(森和社、11年初夏刊行予定)など。現在、Wasebun on Webで「イメージの進行形」を連載中。ブログhttp://d.hatena.ne.jp/daisukewatanabe1982/Twitter
http://twitter.com/diesuke_w

三浦哲哉、映画研究/表象文化論東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程単位取得退学。非常勤講師を務めながら映画雑誌などにテキストを寄稿。主な研究テーマは「ロベール・ブレッソン論」と「サスペンス映画論」。

佐々木友輔、1985年神戸生まれ。映像作家・企画者。東京芸術大学大学院博士後期課程に在籍中。高校時代に製作した映画「手紙」でイメージフォーラムフェスティバル2003の一般公募部門大賞を受賞。近年の主な監督作品に、秋葉原通り魔事件を題材にした「夢ばかり、眠りはない」、『新景カサネガフチ』など。また2011年の2月には、郊外から生まれる表現をテーマとした企画展「floating view」(トーキョーワンダーサイト本郷)を開催予定。ウエブ:http://qspds996.com

藤田直哉(ふじた・なおや)1983年札幌生まれ。SF・文芸評論家。2008年に日本SF評論賞・専考委員特別賞を受賞して評論活動を開始。「S−Fマガジン」「パンドラ」などに寄稿。「ダ・ヴィンチ」にて新井素子さんと「SUPPLEMENT FICTION」連載中。東京工業大学社会理工学研究科価値システム専攻博士課程在籍。

僕は、いちおう司会兼パネラーとして出演する予定です。ぜひご参加ください!